ふと最新のChromiumを自分でビルドしてみることにしました。
手順はAndroidのソースと同じような感じ。
まずソースを拾ってくるためのツールをダウンロード
Install depot_tools – The Chromium Projects
ここに書いてあるとおりsvnからダウンロードしてパスを通す。
ホームのdev以下にツールを置くことにして取得。
$mkdir ~/dev
$cd dev
$svn co http://src.chromium.org/svn/trunk/tools/depot_tools
パスを通す。.bashrcが無かったので作成。あればPATHに追記する。
$vi ~/.bashrc
中身は
export PATH=$PATH:~/dev/depot_tools
sourceコマンドで読み直すか、ターミナルを開き直すなどすればOK。
ソース本体のダウンロードはこちらを元に
Get the Code – The Chromium Projects
$mkdir ~/dev/chromium
$cd ~/dev/chromium
$gclient config http://src.chromium.org/svn/trunk/src
$gclient sync
で、HEADをダウンロード。
timeで計ったら74分ほどかかった。
ビルドはXcodeを使って行い、
$ cd ~/dev/chromium/src/build
$ xcodebuild -project all.xcodeproj -configuration Debug -target All
だけでOKらしい。
こちらもtimeで156分(MBAir)。さすがに結構かかったのでビルド用マシンがほしい。
Faster Build の項目によれば複数Macがあれば distcc で分散ビルドができるらしいです。
生成物は
~/dev/chromium/src/xcodebuild/Debug/Chromium.app
にできてました。
どうしても最新のソースにあるものを使いたいというのでなければ、
Early Access Release Channels – The Chromium Projects
に Dev channel というのがあるのでこれを持ってくればかなり新しいソースでビルドされているようなので、わざわざ自前でビルドする必要はありません。