前回D-Sub15ピンの方にダミーで抵抗をつないでおけばHDMIも復帰すると書いてしまいましたが間違っていました。
ケーブルを抜いたりTVの電源を切ったりして一度接続されていない状態になってしまうと、再度接続しても画面を再設定をしてやらないと表示はされません。
Xfceの設定からディスプレイの項目を見ていたところ、HDMIの抜き差しで接続先モニタの一覧にHDMIが出たり消えたりすることはわかりました。しかし項目には出てきても画面に表示するためのチェックが自動では付かないので表示が出ないということのようです。
どこかで接続されたことを検知してモニタを有効にすることができれば表示が出るはず?
GUIで認識できるということはCUIもできるだろうということで、”xrander”を使います。
X-windowで複数モニタがある場合に拡張画面をどこに配置するかなどを設定するコマンドで、昔ノートPCの設定でたまに使っていたのを思い出しました。
HDMIにREGZA 26ZP2がつながった状態でxrandrコマンドを実行すると以下のような結果が表示されます。
これで現在各モニタ接続ポートにつながっているモニタの情報が取得できるもよう。
ichinomoto@liva:~$ xrandr Screen 0: minimum 320 x 200, current 1920 x 1080, maximum 32767 x 32767 VGA1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis) HDMI1 connected 1920x1080+0+0 (normal left inverted right x axis y axis) 576mm x 324mm 1920x1080 60.0*+ 59.9 30.0 24.0 30.0 24.0 1920x1080i 60.1 60.0 1280x1024 60.0 1360x768 60.0 1280x768 74.9 59.9 1280x720 60.0 30.0 59.9 30.0 24.0 24.0 1024x768 75.1 70.1 60.0 1440x480i 60.1 60.1 800x600 72.2 75.0 60.3 720x480 60.0 59.9 640x480 75.0 72.8 60.0 59.9 DP1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis) VIRTUAL1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
設定可能な物が一覧で表示され、*のついているものが現在の設定です。
(内部的にはディスプレイポートがあるみたいなのでコネクタをつけて欲しかったですね)
コマンドの結果、”HDMI1 connected”となっていればHDMIは接続されているということなので、ここを確認して”connected”なら解像度1920×1080でリフレッシュレート60.0に設定するようなスクリプトを書いたものが以下のスクリプトです。10秒に1回確認します。
#!/bin/sh while true do if (xrandr | grep "HDMI1 connected" > /dev/null); then xrandr --output HDMI1 --mode 1920x1080 -r 60.0 fi sleep 10 done
接続しているモニタの接続先や解像度が違う場合は合う用に修正してやれば出るはずです。
これを手動で動かしておくか。ログイン時の自動起動あたりに登録してやればあとはずっと監視できます。
これでテレビをつけて最長で10秒程度待つと画面が出るようになりました。
TVの電源を切った際の問題が解決できたので電源入れっぱなしのメディア再生機として運用ができそうです。
ピンバック: LIVAを買ってubuntu(14.04)で使ってみる - 記録
ご存知かもしれませんが、
http://choitochoito.sakura.ne.jp/ojichan/2014/08/25/liva-%E5%88%B0%E7%9D%80/
こちらの方の記事によれば、linux Mintでは接続が切れなかったようなので、
そのあたりを調べれば何か分かるかも。
ともあれ、私も不便を感じていたので、記事の方法を試してみたいと思います。
Linux Mintは使ったこと無いのですが、モニタを認識した時点でつながったモニタに表示を有効にする処理が入ってるのかもしれないですね。
今は安定環境を作った所なので今度入れ直すようなことがあれば見てみようかと思います。
ピンバック: Ubuntu 最初にやるといいこと – coiai