今年春頃から話題になっていたECSのLIVAを今頃導入してみました。
MacとUbuntuとWindowsの端末にするには良いかなと思ったためです。(結局その用途では使っていませんが)
秋葉原に見に行ったところ、ちょうどwindows8.1 with Bingインストール済み版が発売されたところだとかで売り出していたのですが、そちらは完全に無視してOS無し版を買ってきました。
もともとeMMCも32GBの物で良いと思っていたのですが64GB版しか無かったため、2万弱でそれほど値段も変わらないし良いかということで64GB版を購入。
その辺にあった3.5インチハードディスクに乗せてみたところ。小型で電気を食わないのはかなり良いです。
OS
sshによるX転送またはVNCを使う端末にするのでLinuxを入れたいのですが、Ubuntu14.04が実績があるようなのでこれで。
ただし無線LanとBTは動作しないとのこと。実際まともに動きません。カードを抜いておいても良いかも。
問題点
・Ubuntu14.04で無線LANとBTが実質動作しない。
購入前から見ていた情報ですが、有線でつなぐので気にしないことにしました。
・HDMIの出力が1920×1080まで。
HDMIでDELLのU2713H(2560×1440)につないでも画面いっぱいに表示されないため仕様を確認したところ、HDMIからの出力解像度は1920×1080まででした。
モニタをフルに使えないのではもったいないので端末にするのはやめました。
・HDMIかD-Sub15ピンのケーブルがどちらもモニタにつながっていない状態になると、再度ケーブルをつないでも画面が復帰しなくなる。
sshのみで使用するなら問題ないのですが、TVにつないでメディア再生機にする場合はTVの電源を落とさないということはないので少し加工します。
いろいろ差し替えて確認したところ、D-Sub15ピンがつながっていればHDMIは抜かれていても問題ないようなのでD-Sub15ピンケーブルがつながっていることにします。
具体的にはD-Sub15ピンの2番ピンと7番ピン(G信号線とGグラウンド)に47Ωの抵抗を接続してモニタとつながっていることにしました。これでHDMIでつないでいるTVを消しても問題なくなりました。47Ωなのは75Ωに近い抵抗が手元にこれしかなかったからなので持っていれば75Ωが良いかと。
こんな感じ。単に抵抗をさしただけ
この方法ではHDMIの抜き差しで表示されない問題は解消しません。Linuxでの対応方法は次の記事へ。
用途
上にも書いたとおりリモート機の操作用端末にするつもりで購入しましたが、HDMIの出力解像度が使おうと思っていたモニタと合わないためTVにつなぐメディア再生機にすることにしました。
ファイルはネットワーク越しのファイルサーバーからもってきます。試したところ14Mbpsのtsファイルをファイルサーバーに置いたまま再生しても問題ないので十分使えそうです。
ただしVLCで再生速度を上げていくと、ビットレートが20Mbpsを超えたぐらいから転送が追いつかなくなります。LANのランプを見ていると一定期間ごとに点滅が止まっているようなので大量にデータ転送した際にはRTL8169RTL8111のハードかドライバの問題で待ちが発生しているのではないかと思われます。(詳細は不明)
追記
D-subにダミーをさした状態であればHDMIの接続先の電源が切れても問題ないと思いましたが、さっき確認したところ電源入れ直すと画面が出ない現象が発生しました。
復帰できる条件が不明なのでもう少し調査が必要そう。