nightlyが出ているというのを見かけたのでうちでも試してみたのと、
ついでにソースを拾ってビルドもかけてみました。
nightly buildは[ROM][GRJ22] CyanogenMod 7 for Samsung Galaxy S II
あたりにあります。
kernelはEUR版だと思うので国内版のTV等は動かなくなると思います。ソフトも入ってませんし。
試すにはCrockworkMod Recoveryを入れる必要があります。(これ書いた時点で最新は4.0.1.4)
自前でビルドしたい場合は、CyanogenModのgingerbreadブランチをgitで拾ってきて機種を”galaxys2″としてビルドするだけです。
一応手順は以下の通り。普通にCMをビルドするのとほとんど変わりません。
ソース取得
$repo sync -j3
proprietaryファイルの取得
端末をPCにつないでadbが使える状態で
$sh extract-file.sh
正規ROMだとalsaのバイナリが一部足りません。
クロスコンパイルしてもいいですが、面倒なのでいったん上のnightlyを書き込んで実行しました。
このスクリプト問題があるのですがそれはまた後ほど。
RomManagerをダウンロード
$./get-rommanager
ビルド実行
$brunch galaxys2
最近はbrunchというのが増えていて自動でCPUの数を見たり otapackage にしてくれて
最適化(squisher)もしてくれるのでこれだけですみます。
ちなみに今まで通りのコマンドでもビルドは可能でした。
しかしここで問題が。
上に書いた”extract-file.sh”が間違ってるのか(スクリプトの中は見てません)
端末から取得したファイルがばらけるので、ビルド中にファイルがないといわれてエラーになります。
そのため、都度ファイルをエラーの出ている位置に置いてやる必要があります。まぁこの問題はそのうち直るでしょう。
無事最後まで通れば
out/target/product/galaxys2
に update-cm-7〜-signed.zip のようなファイルができているので
このファイルを内蔵ストレージにおいてCrockworkMod Recoveryから書き込むだけです。
標準からいじらないでビルドするとこんな感じ。
使ってみた感じはNexus Oneで使ってた頃のCyanogenModと同じ操作感です。まぁベースが同じなので当然でしょうけど。
samsung標準ROMに比べると電源OFF状態からの立ち上がりが遅くなりますが、かわりにsleep状態からの立ち上がりが早いのと
電源OFF処理が早くなっています。
また上のスクリーンショットを見るとわかるとおり日本語フォントが変わっていて、最近のCyanogenModは日本語フォントに
モトヤフォントを使うようになったようです。(前からgitでとってくると入ってましたが設定されていなかった)
それから、スクリーンショット機能が標準で載るようになったらしく、電源ボタン長押しのメニューに追加されています。
電源OFFのポップアップは基本的にアプリからの割り込みはなさそうなので、ここに入れるのはありかなと思います。
上の画像はスクリーンショットを選択して1秒ぐらいタイムラグがあるのでその間に再度電源長押下で撮ったもの。