先日行ったUbuntu 10.10 でのAndroidビルド環境構築手順を書いておきます。
java5を使おうと思わなければ10.04の時と同じで良いが、今回はjava5を使うようにした場合の手順を記載。
まずUbuntu10.10を標準インストール。
Synapticパッケージマネージャから
curl,flex,bison,gperf,libsdl1.2-dev,build-essential,git-core
をインストール。
デフォルトのopenjdk6では、javaのバージョンチェックで引っかかるので、synapticから
openjdkで検索してopenjdk関係でチェックがついてるものがなくなるまで削除する。
注:ビルド専用環境にしてしまう場合の対応です
Makeファイルのjavaバージョンチェック部分を書き換えればopenjdk6でも通るのではないかと思いますが、未検証です。
10.04の時点ではsun-java6を使っていて書き換えで通ってました。
JDKは 1.5のものをここかここから入手。
使用したのは
JDK/JRE – 5.0 の 5.0 Update22
実行権限をつけて実行すると、展開されます。
$chmod a+x jdk-1_5_0_22-linux-i586.bin
$./jdk-1_5_0_22-linux-i586.bin
展開された物をubuntu標準に合わせて/usr/lib/jvmにコピー(別にパスが通っていればどこでも良いと思います)
$sudo cp jdk1.5.0_22 /usr/lib/jvm/
面倒なjavaのインストールはひとまずここまで。
以下はjavaのpath設定以外は前に書いたNexus One用にfroyoソースをビルド (on ubuntu10.04)と同様。
gitからソース取得の準備
$ curl http://android.git.kernel.org/repo >~/bin/repo
$ chmod a+x ~/bin/repo
repoとjavaのためにpath設定を行う。
.bashrcの最後に
export PATH=$PATH:/usr/lib/jvm/jdk1.5.0_22:~/bin
を追加。
この先はビルド用ディレクトリに移動して作業を行う。
たとえば
$mkdir ~/build/froyo
$cd ~/build/froyo
など。
取得するリポジトリの選択。
$repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git -b froyo
今回はfroyoをダウンロードするのでこのように指定。
eclairであればfroyoの部分をeclairに変更
$repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git -b eclair
最新(HEAD)が欲しい場合は何も指定しない
$repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git
ソースのダウンロード
$repo sync
ダウンロードが終わったら
$make -j4
でビルドが通るはず。
毎度のごとく-j4はお好みで。CPUコアがたくさんあってメモリが3GBぐらいあってHDDが十分早いなら-j8とかすると良いです。
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