新型kindle内部のシリアルポートへのアクセス第2回。
今のままだと蓋を閉められなくて持って出かけられないので、シリアルポートを外部に引き出すためのアダプタを作ってみました。
(かなり無理矢理ですが…)
前回は内部のパッドに直接半田づけしてしまいましたが、シリアルのラインがいかにも外からアクセスできるような場所に設けてあったので、カバー固定用の穴からシリアルのラインにアクセスできるようなアダプタを作ってみました。
kindle2より裏ぶたを開けるのがかなり大変になっているけれど、この機構のおかげでシリアルポートへのアクセスは簡単になってるとは言えるかもしれません。
そのうち誰かがちゃんとした基板を作ってくれるんじゃないかと期待してます(笑
これがさっている写真をよく見ると斜めになっているのは、kindle側の端子は4つなのに基板側のパターンは写真の通り5本あるせいです(汗
ええ、実は端子とはピッチの違う基板を使ってます。
製作元の基板はこいつです。
もとは上にあるように、2軸加速度センサを2.54mmピッチに変換するためにずいぶん前に買った基板ですが、写真の通り半分に切って使った物が余っていた上に今回使えそうな感じだったので今回加工してみました。紙フェノール基板はヤスリでガリガリ削れるので加工が結構楽です。
配線の真ん中の部分が汚れているように見えるのは、もともとピッチ変換基板でICの乗る部分にはパターンがないのを、コンダクティブペンでつないでるせいです。スズメッキ線を使おうと思ったら厚くなりすぎて穴に入らなくなったのでこんな面倒なことに。
こいつも昔買った手持ちで、使いすぎて効かなくなったHHKのメンブレンパターン補修用に買ったもの。(倍率パターンのカットされてるAthlonXPの改造とかにも使えたはず。あれは鉛筆でも出来たみたいですが。)
シリアルのラインはこの写真では右の2本です。
左の端子だけが金色に見えているのは、板バネになっている部分がシリアルのラインよりも前に出ているためです。
mobilereadの情報によれば各端子の間隔は0.9mmだとのこと実際には1.27mm程度だそうです。おかげでちょうど合うものがなくて困ります。
ちなみに今回作ったものは非常に接触がシビアなので同じ物を作るのはやめたほうが良いです。
もっとピッチの合っている基板を探してきたほうがよっぽど使いやすいと思います。
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