SonyのReader以来久しぶりに日本で発売になったE-ink端末だったので買ってみました。安かったし。
(Readerは買ってませんけどね)
シリアル接続端子部分です。シルク印刷もあるので書いてあるとおり接続すれば通信できそう
右上にいかにもserial接続端子がありますがどうしても起動ログが見たいというのでなければ有線での接続は不要です。
しかもrootfsは内蔵のmicroSDに格納されているため、このSDを外してubuntuからddでバックアップできますし、
普通にマウントして中身もいじれるので、kindleみたいに苦労してnandの中身を書き換えるというようなことはしなくて済みます。
telnet接続方法は、をぢさんより教えてもらった
Kobo Touch Hacking
にありました。さすがいつものmobilereadですな。
手順ではKoboRoot.tgzを使ってアップデート経由でファイルを上書きする方法を書いてありますが、
うちは裏ぶたを開けたし面倒なので、SDを抜いてubuntuでマウントしてrootfsを直接書き換えました。
手順は
etc/init.d/rcS
の最後に
mount -t devpts devpts /dev/pts
etc/inetd.conf
の最後に
23 stream tcp nowait root /bin/busybox telnetd -i
etc/inittab
の最後に
の3つを書き足して本体に戻したあと再起動し、wifi接続してからデバイス情報でIP確認してPCからtelnet。
これでrootアカウントにパスワードなしでログインできました。
Escape character is '^]'.
(none) login: root
[root@(none) /]#
[root@(none) /]# uname -a
Linux (none) 2.6.35.3-850-gbc67621+ #325 PREEMPT Wed May 23 09:35:44 CST 2012 armv7l GNU/Linux
あとはお好きなように。
どうもwifi接続は電池を食わないためか不要になってしばらくすると切るようになっているようなので、
先ほどのサイトの続きに書いてある手順でusb経由でのネットワーク接続を有効にした方が
良さそうです。(うちはそこまでやってません)
デバイス情報画面でIPが出てこない場合はこの状態になっていて、登録してあるwifiアクセスポイントを消して
設定し直すとまたしばらくつながるようです。
先のサイトにあるとおり、KoboRoot.tgz に端末内部のルートからの相対パスでディレクトリ構成を作って入れておき、
.kobo/KoboRoot.tgzにおいてリブートすると自動でファイルを展開して上書きしてくれるようです。
なんという楽なアップデート。
というわけでとくに認証とかやってないので、シリアルで接続したりrootでログインしなくても
システムファイルでもどこでも書き換え放題です。
なんかここまでいじれると、うちはもうあんまり中身見ないかもw
といいつつ内部の通信どうやってるのかとかはあとで見るかも。(kindleみたいにd-bus?)
あとタッチパネルはたぶんeventデバイスでしょうからそのあたりを見るとか。
E-ink端末で遊びたい人にはお勧めかもしれませんね。
物理キーがあったらかなりいろいろ出来たんでしょうけど。
ピンバック: にーまるどっとこむ » [翻訳版]Kobo Touch Hacking(Kobo Touch ハッキング)を作成しました。