kindleのReset to Factory Defaultsとフレームワーク起動失敗時の自動電源offの回避について

投稿者: | 2009年12月27日

kindle2にfontハックを入れた状態でReset to Factory Defaultsをやると煉瓦になると言うのを聞いたので検証してみました。

結果、

見事にフレームワークの起動でこけて煉瓦になりました。

フレームワークが起動しないのでkindleからusbネットを有効にできません。そのため、起動時の実行スクリプトでusbネットを有効にしていない場合(usbストレージにならなくなるので普通しませんよね)や、シリアルコンソールが使えない場合はやってはいけません。
#そういえば、今まで書いてませんでしたがフレームワークっていうのは通常起動したときに出る画面(本の一覧とかが出るあれ)を出すためのjava環境のことです。kindleのGUIはjavaです。

Reset to Factory Defaultsは、usbでPCからマウントできる部分(/mnt/us以下)のクリアとamazonの登録情報を削除することは確認できました。他にも何かやっているのかもしれませんが、差分をとったわけでもないのでそれ以外は不明。
ただシステム領域を元の状態に戻したりしないようで、スタートアップスクリプトやシンボリックリンクに変更した所などの復旧は行われませんでした。
通常さわられるはずのない部分まで書き戻したりしないというのは妥当なところでしょう。

さて何が起こって起動しないかというと、フレームワークが起動するときに
->Sans.ttfの存在確認をしている部分があり、
->無い場合にはフレームワークの起動エラーと判定してフレームワーク起動の再実行
->3回フレームワークの起動にこけるとアマゾンに連絡しろという画面を出して電源が落ちます。
Sans.ttfがあればSerif.ttfは無くても起動しようとはしますが、木の画面から進みません。なのでSerif.ttfも必要です。

フレームワーク起動失敗時の自動電源offの回避について

フレームワークの再起動とそれに続く電源offについては、/mnt/us/system/dont-restart-frameworkを置いておけばフレームワーク起動のエラーでのリトライが行われなくなります。詳細は/opt/amazon/ebook/bin/start.shを見てください。
普通はこのファイルを置いておけば自動で電源が落ちなくなるのと、フレームワーク停止後にはエラーログがコンソール上に流れてこなくなって復旧しやすくなります。

今回これを発見したので試してみたわけですが…
Reset to Factory Defaultsをやると/mnt/us以下がクリアされてしまうので、前もって置いておいても役に立ちませんでした。anti-brickやその他の復旧スクリプトをusbから認識できる部分に置く方法では、スクリプトを消されてしまうので同様でしょう。

kindleのReset to Factory Defaultsとフレームワーク起動失敗時の自動電源offの回避について」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: Tweets that mention 記録 » kindleのReset to Factory Deraultsとフレームワーク起動失敗時の自動電源offの回避について -- Topsy.com

  2. ピンバック: 【Kindle】 Amazon Kindle FAQ – 購入前情報からJailbreakまで 【まとめ】 | をぢの日記

  3. ピンバック: mono's Tech Blog » Kindle DX ディスプレイの不調で交換!

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