Ubuntu 10.10 64bit でGingerBreadのビルド環境構築

投稿者: | 2011年1月15日

まずUbuntu 64bit版を入手。
Get Ubuntu Desktop Edition Download
デスクトップに使うには64bit版は不要ということで日本語Remixは存在しないので、本家からダウンロード。
インストールの最初で言語を聞かれるので日本語にしてインストールすれば普通に日本語環境になります。
インターネットにつながっていればメニューなどもすべて自動で設定されます。(無い場合は部分的になる)

ここからが本題。
Get Android Source CodeのUbuntu Linux (64-bit x86)
の項目を元に、
システム -> システム管理 -> synaptic パッケージ・マネージャ
から以下のパッケージをインストール

git-core
gnupg
flex
bison
gperf
build-essential
zip
curl
zlib1g-dev
openjdk-6-jdk

以下は64bitで追加?
gcc-multilib
g++-multilib
lib32ncurses5-dev
x11proto-core-dev
libx11-dev
lib32readline5-dev
lib32z1-dev

Required Packages:には

JDK 5.0, update 12 or higher.Java 6 is not supported, because of incompatibilities with @Override.

とあり、書いてあるapt-getコマンドではjava5をインストールするようになっていますが、GingerBreadからjava6が要求されるようになったので、ここは読み替える必要があります。
確かに、Froyo(2.2)まではjava5でなくてはビルドできなかったので、共存させるのは面倒かもしれません。
(まぁMakefileをいじれば回避は可能なわけですが…)

それ以外は書いてあるapt-getのコマンドをそのまま入れても良さそうです。
ただ、サイトの通りだと、lib32z1-dev の”1″が抜けているようなので注意。 ここは10.10でパッケージが変わったのかもしれません。

それから、libX11.so のシンボリックリンクを作っていますが、特に必要なかったようです。
忘れてましたが問題なくビルドは通りました(^^;
まぁ書いてあるパッケージもすべて必要かどうかは謎だというのもありますが。32bitでビルド環境作ったときももすべて入れなくてもビルドできてましたし。
 

では、必要パッケージのインストールは完了したので続き。
とはいっても以降は今までと一緒です。

ソース取得コマンド

$ curl http://android.git.kernel.org/repo >~/bin/repo
$ chmod a+x ~/bin/repo

取得ソースの選択

$repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git

GingerBreadのブランチは

$repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git -b gingerbread

$repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git -b gingerbread-stable

などがあるようです。

ソース取得

$repo sync

ビルド

$make -j4

これでエミュレータ用のイメージができます。

ちなみに、CyanogenModのソースはこれで取得可能なようです。

$repo init -u git://github.com/CyanogenMod/android.git -b gingerbread

まだstable版はないみたいですが。

Ubuntu 10.10 64bit でGingerBreadのビルド環境構築」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: ubuntu 11.04 (AMD64) (3) ATOKインストールやandroid開発環境構築など - 記録

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